【サンフランシスコ聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は17日(日本時間18日)、経済問題をテーマに行われたアジア太平洋経済協力会議(APEC)のセッションで、「APECが早期警報システムを構築するなど、供給網(サプライチェーン)協力をまず強化しなければならない」と強調した。韓国大統領室が明らかにした。 尹大統領は国家間の紛争や新型コロナウイルスの流行といった状況で起こる供給網の混乱を安全保障と経済の主な危機要因と指摘し、自由・市場などの核心的な価値を共有する国との早期警戒体制の連携強化の必要性を強調してきた。 尹大統領は「APECが世界経済の転換点でルールに基づいた貿易秩序とデジタル秩序を強化し、回復力のある供給網を構築するために協力しなければならない」とし、「韓国が先導的な役割を果たす」と明言。「APECが多国間貿易体制の回復のため、リーダーシップを発揮することを促したい。ルールに基づいた貿易秩序の強化が必要だ」と言及した。また、「APECが人工知能(AI)をはじめとするデジタルルールとガバナンスの確立に積極的に参加しなければならない」とし、韓国が来年開催する「AIグローバルフォーラム」への参加を呼びかけた。

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