【ソウル聯合ニュース】韓国全国で16日、2024学年度の大学修学能力試験(修能、日本の大学入学共通テストに相当)が行われる。出願者数は50万4588人。

 今年の試験科目と出題範囲は昨年と同じだが、出題傾向は多少変わる見通しだ。

 政府は、今年の修能から教育課程外で非常に難易度の高い「キラー問題」を排除する方針を示してきた。これにより問題文や選択肢の内容が難しくなったり、中難度の問題が増えたりするなどの変化があると予想される。

 出願者のうち、浪人生や高卒認定試験合格者などの割合は35.3%で、1996学年度(37.4%)以来の高水準を記録した。キラー問題排除の方針を受け、仮面浪人による受験が増えたと分析される。

 今年の修能は、新型コロナウイルスの感染拡大以降4回目の実施となる。

 厳格な防疫措置が取られた21~23学年度の修能とは異なり、受験生のマスク着用義務はなく、感染者も一般の受験生と同じ教室で試験を受ける。試験を主管する韓国教育課程評価院は、新型コロナ感染者はKF94、感染が疑われる症状がある場合はKF80以上の保健用マスクを着用し、昼食は別に用意された場所で食べるよう勧告した。

 成績は12月8日に発表される。

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