▲ドラマ『無人島のディーバ』のポスター。/tvN

  韓国ドラマ『無人島のディーバ』(tvN)の制作陣が14日、済州島の砂浜に撮影で使った石を大量に放置したことをめぐり「できる限り早く原状回復する」と明らかにした。

 『無人島のディーバ』制作陣は同日、撮影で迷惑をかけたことについて文書で「事前に住民と関係機関に説明した上で撮影したが、進行・収拾の課程で至らない点があった。市民の皆さまにご不便をおかけして申し訳ない。深くおわび申し上げる」とコメントした。

 『無人島のディーバ』撮影陣は今夏、済州島西帰浦市のファンウチ海岸周辺で撮影を行い、撮影で使った大量の石を一か所に集めて放置したまま撤収したという。これらの石は、先月28日に放送された第1話で、主人公ソ・モクハが石で「SOS」の文字を作って助けを求めるシーンに使われたものだ。

 西帰浦市の関係者はチョソン・ドットコムの取材に対し「放置された石は制作陣が外部から持ち込んだもの」だとして「原状回復命令の手続きを取っており、不履行なら告発することになる」と説明した。

 制作陣はまた、公有水面(河、海、湖、沼その他の公共の用に供する水流または水面で、国の所有に属するもの)である砂浜での撮影を、管轄行政地である西帰浦市の許可を得ずに行っていたことが分かった。これについて制作陣は「住民には事前に説明したが、行政手続きはよく分からず市の協力は得られなかった」との立場だ。

 同作は、オーディションを受けるためにソウルに向かう途中、無人島に流れ着いたソ・モクハが15年ぶりに救助され、ディーバ(歌姫)に挑戦するというストーリーだ。第1話の視聴率は3.2%(ニールセン・コリア調べ、全国有料世帯基準)で始まり、12日に放送された第6話は7.9%を記録した。

チェ・ヘスン記者

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