【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領は３日、飲食店業などさまざまな業種の小規模事業者が集まる年次大会でのあいさつで「小規模事業者の金融負担を緩和するため、低利融資の資金として４兆ウォン（約４５５０億円）を来年度（２０２４年１～１２月）予算に反映し、（小規模事業者が）金利の低い融資に借り換える特段の支援対策を準備している」と明らかにした。大統領室が伝えた。

　尹大統領は「小規模事業者に支援の手を精一杯差し伸べる政府になる」と約束した。新型コロナウイルス流行時の緊急対策として支給した支援金についても８０００億ウォンの返還を全額免除するとして、先ごろの政府・与党協議の決定事項に改めて言及した。

　また、エネルギーと原材料費の負担軽減のため、ガス料金を分割納付できる制度を実施し、老朽化した冷暖房設備の交換を支援すると述べた。国民の消費を促進するための取り組みも積極的に進める。

　今年で１８回目となった小規模事業者の大会に大統領が出席するのは初めて。この日は約２０００人の事業者が集まった。