【ソウル聯合ニュース】新型コロナウイルスの流行が落ち着き、海外旅行をする人が増える中、韓国の空の玄関口、仁川国際空港で旅行者が違法薬物を持ち込もうとして摘発されるケースが急増していることが24日、分かった。関税庁が国会国土交通委員会所属の最大野党「共に民主党」議員に提出した資料によると、今年1~7月に仁川空港で摘発された旅行者による薬物密輸は5万9577グラム、62億ウォン(約6億9000万円)相当で、昨年の年間摘発量を66.4%上回った。

 2018年から23年7月まで、仁川空港で密輸が摘発された薬物は合計170万6601グラム(8106億ウォン相当)だった。新型コロナ感染が拡大し始めた20年に12万9362グラム(1291億ウォン相当)に減った後、21年は38万5973グラム(1118億ウォン相当)に増え、海外旅行が再開された昨年は53万8241グラム(562億ウォン相当)に上った。今年1~7月は31万11887グラム(240億ウォン相当)が摘発された。

 旅行者の薬物密輸に対する摘発も19年の10万7546グラム(1661億ウォン相当)から20年が4万9755グラム(245億ウォン相当)、21年が1万2944グラム(2億ウォン相当)と減り、新型コロナの影響が見られた。22年は3万5804グラム(24億ウォン相当)と再び増え、海外旅行が本格化した今年は7カ月ですでに前年通年を大きく上回っている。

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