【ソウル聯合ニュース】韓国自動車大手の現代自動車と子会社の起亜は20日、2030年ごろまでに中東での販売台数を55万台に増やすとの目標を掲げた。今年から同地域での販売を年平均6.8%伸ばし、30年ごろには2割近いシェア獲得を目指す。

 両社は30年前後に中東の市場規模が300万台を超えると見込み、中長期計画を立てた。現代は32年の目標販売台数を35万台、起亜は30年に21万台と設定した。

 現代と起亜は1970年代に中東に進出した。新型コロナウイルス禍で20年の販売台数は両社合計で26万8311台に減少したが、昨年は32万4439台に回復。今年1~3月は28万1097台で、前年同期比14.2%増加した。

中でも、最大市場のサウジアラビア攻略に力を入れる。今年上半期に同国でのシェアは現代がトヨタ自動車に次ぐ2位、起亜は4位で日産自動車を追っている。

 現代と起亜は中東での成長を加速させるため、電気自動車(EV)に重点を置く方針だ。現代は今年6車種のEVのラインアップを27年までに2倍以上に増やし、32年には中東EV市場でのシェアを15%以上に引き上げたい考えだ。起亜も今年の4車種から今後11車種まで拡充する計画だ。

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