昨年の韓国大統領選挙直前、インターネットメディア「ニュース打破」が行った金万培(キム・マンベ)氏の虚偽インタビューを引用して報道したMBC(文化放送)の報道番組「ニュースデスク」と「PD手帳」に対し、放送通信審議委員会は16日、最も重い懲戒となる課徴金処分を最終決定した。

 ニュースデスクはニュース打破が大統領選を3日後に控えた2022年3月6日に「金万培-申鶴林(シン・ハクリム)虚偽インタビュー」を報じた翌日、その内容を引用し、4件の報道を行った。PD手帳は大統領選前日、「大統領選D-1、決断しましたか」とのタイトルの報道で問題のインタビューを引用した。課徴金は地上波の場合、最高額が4500万ウォン(約500万円)となる。放送通信審議委は先月25日、同じインタビューを引用して報じたKBS、JTBC、YTNにも課徴金処分を下した。同委は今回、釜山貯蓄銀行事件に関連し、検察が捜査で手心を加えたとの疑惑を報じたJTBC「ニュースルーム」にも課徴金処分を下した。

キム・ミンジョン記者

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