【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は13日、ソウルで開かれた韓日・日韓親善協会中央会の合同親善大会の祝辞で、「韓日両国は域内の懸案とグローバルな課題で緊密に協力するパートナーであり、最も近い隣人」と述べたうえで、「世界的な複合危機に対応するため韓日の協力が非常に重要だという認識を岸田首相と共有している」と強調した。祝辞は朴振(パク・ジン)外交部長官が代読した。

 また尹大統領は今年に入り岸田首相と6回の首脳会談を含めて緊密に意思疎通してきた結果、両国の協力が外交や安全保障、経済、人的交流、文化などあらゆる分野に広がったと評価。特に人的交流は相互理解を高めて協力を促進させるとしたうえで、親善協会の役割に期待を示した。

 岸田首相も相星孝一駐韓大使が代読した祝辞で、両国がお互いをパートナーとし新たな時代を開くため今後も尹大統領と力を合わせると表明した。

 韓日・日韓親善協会は、韓日・日韓議員連盟が草の根の民間交流窓口が必要だとして設立に動いた。1976年に日本側が、翌77年に韓国側がそれぞれ親善協会を設立した。合同親善大会が開かれるのは5年ぶり。

 今年は、1998年10月に当時の金大中(キム・デジュン)大統領と小渕恵三首相が発表した「韓日パートナーシップ共同宣言」から25年の年にあたる。両協会は共同宣言発表25周年の記念行事のためソウルに集まった。

 この日の大会には日本側から約170人が出席した。日韓親善協会中央会会長の河村建夫元官房長官らは大会に先立ち尹大統領と面会している。

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