【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウル市の江西区長選が11日に実施され、革新系最大野党「共に民主党」の陳校薫(チン・ギョフン)候補が当選した。

 中央選挙管理委員会によると、陳氏の得票率は56.52%で、保守系与党「国民の力」候補の金泰佑(キム・テウ)前区長の39.37%を17.15ポイント上回った。

 共に民主党は来年4月の総選挙を控えて実施された選挙で勝利する成果を上げた。江西区は伝統的に同党が優勢な地域ではあったが、総選挙の前哨戦の意味合いもあり、与野党が総力戦を展開していた。国民の力は大きな差をつけられ敗北したことに戸惑いを隠せない様子だ。

 投票率は48.7%だった。 

 金氏は文在寅(ムン・ジェイン)前政権時代、青瓦台(旧大統領府)の特別監察班員として監察もみ消しの疑惑を暴露した事件で、今年5月に有罪が確定。2022年から務めていた江西区長を失職しため、今回の選挙は補欠選挙として行われた。金氏は今年8月、光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)に合わせて行われた特別赦免(恩赦)の対象となり、出馬が可能となった。

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