【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル市とソウル観光財団は25日、市の医療ツーリズム専門の通訳者として活動することになる88人にコーディネーターを委嘱したと発表した。コーディネーターはソウル市内の医療機関を利用する各国・地域からの外国人患者向けに通訳を担い、観光相談に乗る。市は医療ツーリズムでソウルを訪れる外国人に良質なサービスを提供することで外国人患者の誘致拡大につなげたい考えだ。

 コーディネーターは委嘱に先立ち3カ月間の教育を受けており、2024年から3年間活動する。通訳は英語と日本語、中国語をはじめ、モンゴル語やアラビア語、ベトナム語など多言語に対応。ソウル市の医療ツーリズム関連の国際イベントに参加して通訳をしたり、マーケティングなどをサポートしたりもする。

 ソウル市のキム・ヨンファン観光体育局長は、新型コロナウイルスのエンデミック(一定期間で繰り返される流行)移行に伴い世界の医療ツーリズム市場が回復基調に入ったとの見方を示しながら「韓国の優れた医療インフラと今回教育を受けて選抜された良質な現場のマンパワーがシナジー(相乗効果)を生み、ソウルの医療ツーリズムが世界市場でシェアを拡大していくことを期待する」と述べた。

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