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ロ軍首脳部を批判してきたチェチェン首長、プリゴジン氏死亡後は「プーチン大統領のいかなる命令にも従う」
ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏が不可解な航空機墜落事故で死亡したが、そのプリゴジン氏と共にロシア軍首脳部を批判してきたチェチェン共和国のラムザン・カディロフ首長がロシアのプーチン大統領に忠誠を誓った。
現地時間の先月30日、カディロフ氏はテレグラムで「私はウラジーミル・ウラジーミロヴィチ(プーチン大統領)のいかなる命令も実行する準備ができている。その結果が死であったとしてもだ」との考えを示した。
さらに「私はロシア最高司令官(プーチン大統領)の歩兵であり、私自身のものではない」とも強調した。
自らが暗殺される可能性に言及するメディアについても「内部で対立を起こすため考案されたものだ」と一蹴し、自らがプーチン大統領から2回も命を救われたことも主張した。
書き込みに加え、カディロフ氏はプーチン大統領と共に撮影した写真も公開した。
ロシア国内のイスラム自治共和国であるチェチェンを2007年から統治しているカディロフ氏は「プーチン大統領の忠犬」とされるが、ウクライナ戦争ではプリゴジン氏と共にあからさまにロシア軍を批判していた。
しかし今年6月にワグネルの武装反乱がわずか1日で終わると、プーチン大統領への全面的な支持を表明した。
チェ・ウォンヒ記者