▲済州島の漁業関係者らが6日午前、済州港で、福島原発汚染水の海洋放出反対を叫びながら沖へと向かっている。(NEWSIS=ウ・ジャンホ記者)

【NEWSIS】福島第一原子力発電所の汚染水の海洋放出に反対する済州島の漁業関係者らが6日、汚染水が済州の海に到達しないよう願う気持ちを込めて旭日旗を海に広げた。 済州市朝天邑咸徳里の海女や漁業関係者らで構成された「私が李舜臣(イ・スンシン)だ済州本部」は6日午前、済州港で船舶12隻による海上デモを繰り広げた。

 デモに先立って記者会見した関係者らは「福島の放射能汚染水が実際に放流されれば、四方を海に囲まれた済州は、海に頼って生きてきた人を含む全ての命が脅かされる」と声明を発表した。

 さらに「(汚染水放流は)済州の海女たちの命にも直接かかわる問題で、水産業、観光産業などはもちろん、済州道民全てが済州を離れなければならないかもしれない恐ろしいテロ」だとして「我々は自分たちの生活の場である海を自らの手で守るために海に出る」と主張した。

 また「汚染水の海洋放出を決めた日本政府の行為は野蛮で反人倫的な明らかな犯罪」「これ以上手遅れになる前に今すぐ我々が共に阻止しなければならない」と強調した。

 その上で「日本政府は汚染水の海洋放出計画をストップし、安全な貯蔵方法を速やかに考えよ」「韓国政府は日本政府に対し、海洋放出の撤回を強く求めよ」と訴えた。

 同団体は済州を出発した後、麗州や木浦など他地域でもデモを繰り広げる予定だという。

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