事件・事故
2年前に江陵の海で行方不明になった50代女性、420キロ離れた日本で遺体発見
2021年に江原道江陵市の海で行方不明になった50代の女性が、420キロ離れた日本の島で遺体で見つかっていたことが分かった。遺体は先ごろ、2年ぶりに韓国に戻ってきた。女性の息子は、「時間はかかったが、遺体という形であっても見つかってよかった」として、悲しみを共有した市民に感謝の気持ちを伝えた。
韓国の東海海洋警察署などが20日に明らかにしたところによると、21年7月4日に江陵市南項津のソルパラム橋で行方不明になった女性は、22年8月15日に島根県の隠岐島の海岸で遺体で発見されたという。
日本の警察は韓国の警察に遺体のDNA鑑定を要請。確認の結果、遺体は行方不明になっていた女性であることが分かった。
女性の遺族は最近、日本から遺体の引き渡しを受け、葬儀を執り行った。行方不明になった当時、母を探すために「海をランタンで照らしてほしい」と市民に訴えていた女性の息子は、「遺体が見つかったことは奇跡」だとして、市民に感謝の気持ちを伝えた。
東海海洋警察署の関係者は、チョソン・ドットコムの電話取材に対し「遺体は昨年8月に見つかっていたが、日本の警察はまず自国内での行方不明者の照会作業を実施し、今年になってから韓国の警察に身元確認を要請してきた。身元照会作業に時間がかかり、遺族への遺体の引き渡しが遅くなった」と説明した。
キム・ミョンイル記者