▲イラスト=チョン・ダウン(チョソンデザイン&ラボ)

 中国で未成年者に対して常習的に性的暴行を行った容疑で死刑判決を受けた3人に即日死刑が執行された。

 中国国営の新華社通信などが24日(現地時間)に報じたところによると、湖北省、山東省、河南省の中級人民法院(裁判所)は最高人民法院の承認を受け、性的暴行で服役していた倪篤群、王小山、孫保昌の3人の死刑を前日に執行した。

 同法院によると、3人の死刑囚はいずれもインターネットのチャットを通じて小学生の女子児童や女子中学生を誘い出し、常習的に性的暴行を行っていた。倪篤群はチャットなどで被害者を誘い出して暴行し、その後も繰り返し洗脳を行うなど精神的な虐待を加えていたという。法院は判決理由について「3人の罪状は非常に悪質で、社会に及ぼした被害があまりに大きい重大な犯罪」と説明した。

 最高人民法院の関係者は「未成年者は国の未来であり希望だ。特に優先的に保護しなければならない」「人民法院は常に未成年者の権益保護を重視しており、これを侵害する各種の犯罪は法律に基づき厳重に処罰する」とコメントした。

 新華社通信は3人の死刑宣告について「未成年者への性的暴行という犯罪に対する断固たる厳しい処罰は、人民法院の明確な立場を示すものだ」「今回の判決は未成年者に自分自身を守る強い意識を持たせ、親や学校、社会には犯罪行為から未成年者を保護する意識を受け付けた」と報じた。

イ・ヘジン記者

ホーム TOP