▲写真=UTOIMAGE

 G7(主要7カ国)首脳会議初日の19日、米国のジョー・バイデン大統領が他の首脳らと共に広島平和記念公園内の原爆資料館を訪れた後、犠牲者の慰霊碑を訪れて献花した。議長国日本の岸田文雄首相と岸田裕子夫人が案内した。広島は1945年8月6日に米軍の原子爆弾が投下された場所で、原爆資料館では被爆者の遺品などを展示している。

 米国大統領の被爆地訪問は2016年5月のバラク・オバマ大統領(当時)に続いて2回目。当時のオバマ大統領の滞在時間は10分にすぎなかったが、バイデン大統領は日本人被爆者との面会まで含め40分間滞在した。この日バイデン大統領など首脳らと対面した被爆者は、自身の体験を英語で世界に伝えてきた小倉桂子さん(85)だった、とNHKは報じた。

 この日の訪問でバイデン大統領の発言は公開されなかったが、日本が望んでいた謝罪はなかったという。岸田首相は「G7首脳会議は核兵器のない世界の実現のための決議を再確認し、法に基づいた国際秩序を守ろうというG7の意志を世界に知らせる場」と語った。

東京=成好哲(ソン・ホチョル)支局長

北京=イ・ボルチャン特派員

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