▲写真=資料写真/UTOIMAGE

 【NEWSIS】中国の女性幼稚園教諭がたった1回のオンライン動画配信で年収の10倍を稼ぎ、仕事を辞めて動画配信に専念することを宣言した。米国のアジア専門メディア「ネクスト・シャーク」が12日(現地時間)に報道した。

 報道によると、中国・湖北省武漢市内のある幼稚園で教諭として働いていた「ファンさん」はこのほど、人々とのコミュニケーションのために初めて行ったオンライン動画のライブ配信で、50万人民元(約980万円)を稼ぎ、教諭を辞めることを決めたという。

 幼稚園教諭だったファンさんは、中国のショート動画プラットフォーム「抖音(ドウイン)」=中国国内向けTikTok(ティックトック)=で、子どもたちに童謡を教える動画をアップし、その清純で端麗な容姿が話題になり、現在400万人を超えるフォロワーを抱えている。

 ファンさんはもともと、平日は幼稚園教諭として働き、週末と退勤後の時間を利用して時々動画を製作・編集するなど、コンテンツ・クリエイターとして活動していた。

 そうした中、「一度だけライブ配信をしてほしい」というフォロワーの要望に応え、今月初めに初めてライブ配信をした。

 ファンさんがライブ配信を始めるや、数多くの中国の視聴者たちが投げ銭をした。その多さで配信が一時中断するほど、ファンさんは大人気だった。

 たった1回の配信でファンさんは40万-50万元(約780万-980万円)の収入を得たという。この金額は、幼稚園教諭であるファンさんの10年分の年収に当たる額だった。ファンさんが幼稚園教諭として働いていた時の月給は3000元(約5万8000円)だった。

 ライブ配信を終えたファンさんは「今日一日放送して10年分の月給より多いお金をもらえてとても幸せです。皆さん、ありがとうございました」と言った。

 その後、ファンさんは動画配信に専念するため、幼稚園教諭を辞めたことが分かった。

 ファンさんは動画配信者をマネジメントするマルチ・チャンネル・ネットワーク(MCN)の事務所に入り、たった3回の放送で200万元(約3900万円)を稼いだとのことだ。

キム・ギョンムン記者

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