政治総合
【独自】共に民主・李在明代表の側近議員、尹大統領の英語演説を「事大主義者」と非難
(アンカー)
尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が米議会の上下両院合同会議で英語で演説をしたことに対して、李在明(イ・ジェミョン)共に民主党代表の側近中の側近、文振碩(ムン・ジンソク)議員が「事大主義者」と非難しました。支持者が集まったソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のチャットルームでの発言とはいえ、振り返ってみれば金大中(キム・デジュン)元大統領も1998年に米議会での演説を英語で行いました。このような批判はどう受け止めるべきか、困ってしまいます。文振碩議員の釈明内容も聞いてみましょう。ファン・ビョンジュン記者が独自取材しました。
(記者リポート)
共に民主党の文振碩議員が今日午前、SNSのチャットルームで支持者たちと交わしたやり取りです。
ある支持者が尹大統領の米議会での英語の演説に言及すると、文振碩議員は「韓国の大統領は韓国語で演説をすべきだった」「恥知らずの事大主義者」と非難しました。
また、外信と韓国メディアが尹大統領の英語の演説を評価していることについても、「プロンプターを見て(演説文を)読んだもの」と言い、米議会の反応が良かったことについても、「米国の役に立つことを言ったから(米国が)手を打って喜んだもの」と評しました。
英語で演説したこと自体が間違っている、という主張ですが、金大中元大統領も1998年に米議会で英語で演説しました。
(金大中元大統領〈1998年米議会上下両院合同会議での演説〉)
「今や韓国は外国人投資家が世界で最も安全かつ自由に企業活動ができる国の一つになるでしょう」
与党は「文振碩議員の言葉通りなら、金大中元大統領も事大主義者だ」「共に民主党は(尹大統領の)訪米の成果をおとしめようと血眼になっているようだ」と批判しました。
文振碩議員は「『韓国の国の格が上がったのだから、韓国語で演説すべきだった』という意味だった」と釈明しました。
TV朝鮮のファン・ビョンジュンがお伝えしました。
(2023年4月28日放送 TV朝鮮「ニュース9」より)