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「ブラック・アンド・タンズをやっつけた」…北アイルランド訪問中のバイデン大統領、まさかの言い間違え
北アイルランドを訪問中の米国のバイデン大統領は12日(現地時間)、アイルランド独立戦争を鎮圧した王立アイルランド警察特別予備隊「ブラック・アンド・タンズ」(Black and Tans) とラグビー・ニュージーランド代表「オールブラックス」(All Blacks)を言い間違えた。
バイデン大統領は現地時間の12日、自らの祖先の出身地であるアイルランド・ラウス県のあるパブで対話していた際に上記の失言をした。アイルランド公共放送のRTEなどが報じた。
バイデン大統領は自らの親戚である元アイルランド代表のラグビー選手が「ブラック・アンド・タンズをやっつけた」と述べたが、後にホワイトハウスが公開した発言記録にはこの言葉に線が引かれ、その横に「オールブラックス」と記載された。
「オールブラックス」はラグビー・ニュージーランド代表の別名であり、「ブラック・アンド・タンズ」は英国が1919-21年にアイルランド独立戦争に投入した臨時警察隊だ。過激で暴力的な鎮圧を行ったことで知られる。
バイデン大統領は自らのネクタイについて「その親戚のラグビー選手が2016年にシカゴで行われたオールブラックスとの試合で勝利した際にプレゼントしてくれた」と語っていたが、問題の失言はその際に出たという。