▲韓国外交部(省に相当)に呼ばれた駐韓日本大使館の熊谷直樹総括公使。11日午前撮影。/聯合ニュース

 2018年に東京でオープンした日本の国立展示館が韓国固有の領土である独島の領有権を主張する動画を制作し、2年前から広報に使用してきたことが12日までに確認された。動画には「独島は日本領土であり、日本の未来の世代は必ず行ける」と無理な主張をしている。

 独島を日本の領土と主張する2本の動画は領土・主権展示館のユーチューブ・アカウントで2年前から公開されている。

 動画は30秒と3分の二つあり、子供が父親に「北方領土とか竹島(日本が主張する独島の名称)とか、日本なのに行けない場所があるんだよ」と述べた。これを聞いた子供の母親は領土・主権展示館に行った後、息子に「日本人が切り開いて暮らしてきた土地に今は行けないの」「あなたたちの時代にはきっと行けるようになっているわね」と語っている。父親も「きっと行けるよ」と言った。独島を日本が開拓したことはないが、日本人が開拓したかのように虚偽の内容を主張している。

 この動画で「日本なのに行けない場所」として独島と共に登場した北方領土はクリル列島の南方にある四つの島で、現在ロシアが実効支配している。

 日本政府は前日に公開した外交青書でも「竹島は歴史的事実からも国際法上でも明白な日本固有の領土」として韓国が不法占拠しているとする従来の主張を繰り返した。これに対して韓国外交部(省に相当)は報道官名義の論評で「日本政府が外交青書を通じ、歴史的、地理的、国際法的に明白なわが国(韓国)固有の領土である独島に対する不当な領有権主張を繰り返したことについて(韓国)政府は強く抗議し、これを直ちに撤回するよう求める」「今後も(韓国)政府は独島に対する日本のいかなる不当な主張に対しても断固として対応していくことを明確にする」との考えを示した。また韓国外交部は駐韓日本大使館の熊谷直樹総括公使を呼んで抗議した。

チョン・ヒョンジン記者

ホーム TOP