【NEWSIS】スターバックス・コーヒー・コリアの従業員が共感してもらおうと掲載した1枚の写真が、逆にネットユーザーたちからの批判を浴びている。

　あるインターネット・コミュニティー・サイトの掲示板には20日、「集団知性」というスレッドが立った。スターバックス・コーヒー・コリアの従業員であることの認証を受けているこの投稿者は「私はこれが今の時代の集団知性だと思う」「『これもお前が金をもらってやる仕事だ』とコメントする人たちにいちいち反論する必要はない」と書き込み、1枚の写真をアップロードした。

　この写真にはトレー、皿、カップなどが山積みになった食器返却台の様子が写っている。投稿者は返却台をきれいに使わない客たちの市民意識を指摘するため、「集団知性」という直接的な単語を使ったものとみられる。

　この投稿は2万6000回余り閲覧された。しかし、ネットユーザーの多くは投稿者の主張に共感できないという反応を示した。「ああならないように管理するのが従業員の仕事ではないのか」「写真を撮ってアップする時間があるなら片付けた方がいい」「トレーやカップを置く場所がないので仕方ない」など否定的なコメントが寄せられている。

　また、一部のネットユーザーたちは投稿者が使用した「集団知性」という表現が不適切だと批判している。集団知性（集団的知性）とは、多くの人々が集まって得た知的能力の成果物のことをいう。単純に数人の客が返却台を使用したからといって、批判の矛先を向けることができるのか、という疑問だ。あるネットユーザーは「集団知性で崩れないようにうまく積み重ねたという意味か？」と皮肉った。

　ただ、その一方では「利用客も基本的な分別くらいはできるだろうに」「ペットボトルのような資源ゴミは客が別の所に持って行って捨てるのが正しいのではないか。ただ適当に積み上げるのはマナーとして良くない」などの意見もあった。

クォン・ソヨン記者