裁判
「女性職員に性的暴行」 韓国の元駐エチオピア外交官、罷免取り消し訴訟で敗訴
2017年に部下の女性職員に性的暴行を加え、実刑判決を受けた韓国の元エチオピア駐在外交官が外交部長官を相手取り、罷免処分取り消しを求めた裁判で、ソウル行政裁は19日までに原告敗訴の判決を言い渡した。原告が控訴せず、判決が確定した。
外交部は17年7月、在エチオピア韓国大使館の参事官として勤務していた元外交官が部下の女性職員と飲酒後、自宅に連れ帰って女性職員に性的暴行を加えたとして、同外交官を罷免し、検察に告発した。元外交官は起訴され、昨年11月に大法院で懲役3年6月の実刑判決が確定した。
ソウル行政裁は大法院の判決に基づき、「性的暴力犯罪が有罪と認められ、量刑も3年6月の実刑に当たり重い」として、懲戒事由が認められると判断した。
ヤン・ウンギョン記者