韓日関係
日本で歓待受けた尹大統領、バイデン大統領訪日時と違って空港の出迎えは外務副大臣
(アンカー)
尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領一行の向かう先々で、日本側は最高の歓待で迎えました。尹大統領は訪日の最初の日程で、在日同胞(在日韓国人)や韓人学校(韓国学校)の生徒らと会いましたが、韓日関係が冷え込むと同胞らが最も苦労するとして政府を代表して謝罪するということもありました。イ・チェリム記者が取材しました。
(リポート)
尹錫悦大統領は最初の日程で、在日同胞らと会いました。日本側は、尹大統領夫妻が懇談会場に到着するまで都心の交通を規制しました。
尹大統領は、東京韓国学校の児童・生徒らの手を取って懇談会場に入り、制服を着た児童・生徒らが愛国歌をうたうと満足そうな表情で見守りました。
(尹錫悦大統領)
「冷え込んだ韓日関係が正常化して両国の関係が未来に向かって進んでいくとき、在外同胞の皆さんもこの場所で一層自負を…」
きょうの懇談会には、16世紀の丁酉再乱(慶長の役)時に日本へ連れて行かれた後に定着し、陶磁器の名家を興した沈当吉(シム・ダンギル)の15代孫、沈寿官(シム・スグァン)さんなど77人が出席し、尹大統領は沈さんが作った陶磁器を贈られました。
続いて行われた記者会見でも、日本は尹大統領に配慮する姿勢を見せました。
記者会見が終わると、岸田首相は尹大統領にまず握手を求め、尹大統領は笑顔でこれに応じました。
一部の日本の市民は総理官邸前にハングルで、歓迎の横断幕も掲げました。
ただし日本側の空港での出迎えは、米国のバイデン大統領が訪れたときとは差がありました。
次官級の武井俊輔外務副大臣が出迎えましたが、米国のバイデン大統領が訪問した際には林外務大臣が迎接しました。
大統領室は、「実務訪問なので外務省から副大臣が出てきた」とし、「ある程度の礼遇」と説明しました。
テレビ朝鮮、イ・チェリムでした。
(2023年3月16日放送 TV朝鮮「ニュース9」より)