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バルト海で訓練中の英独戦闘機、エストニア領空付近で露戦闘機を初めて共同迎撃
【NEWSIS】英国軍とドイツ軍の戦闘機がエストニア領空近くでロシア軍機を迎撃した。英BBC放送が15日に報じた。両国の戦闘機が共同でロシア軍機を迎撃するのはこれが初めて。
両国の戦闘機「ユーロファイター・タイフーン」2機は14日、サンクトペテルブルクとカリーニングラードの間を飛行するロシアの空中給油機「Il-78マイダス」の迎撃に出動した。
ロシア軍給油機はエストニアの管制所と通信せずエストニア領空近くに接近した。
英空軍とドイツ空軍は現在バルト海で北大西洋条約機構(NATO)による防空訓練を実施している。
今回の事件はロシアによるウクライナ侵攻でNATOとロシアの緊張が高まる中で起こったが、14日にロシア軍戦闘機と米軍無人機が黒海上空で衝突した問題と関係するという証拠はない。
英空軍は来月、ドイツ空軍からNATOによるバルト海防空任務の指揮を受け継ぐ。両空軍は4月末まで合同作戦を行った上で、4カ月間共同で防空任務を指揮する。
そのため英空軍の戦闘機ユーロファイター・タイフーン4機がエストニアのアマリ空軍基地に配備されている。
ユ・セジン記者