▲写真=盧玉姫(ノ・オクヒ)蔚山市教育監

 蔚山地域で初の進歩系女性教育監だった盧玉姫(ノ・オクヒ)蔚山市教育監が8日、突然死去した。64歳だった。死因は心筋梗塞だと推定されている。

 蔚山市教育庁などによると、盧教育監は同日昼12時25分ごろ、蔚山市南区の韓国料理店で蔚山市長、蔚山地方裁判所長、蔚山地方検察庁長、蔚山警察庁長、国家情報院蔚山本部長ら各機関のトップたちと昼食を取っていた時、心臓まひの症状を発症して意識を失い、倒れたという。蔚山警察庁長に随行していた警察官が、救急隊到着までの十数分間にわたり心肺蘇生(そせい)法(CPR)をした。盧教育監は同日昼12時53分ごろ、近くの病院に搬送され、1時間ほど救命処置を受けたが死亡した。

 盧教育監に持病はなかったという。蔚山市教育庁関係者は「最近、盧教育監は蔚山学生教育院済州分院設置など、自身が推進する事業に反対する市議会を説得するため多忙な日程をこなしていた」と語った。

 盧教育監は2018年の蔚山市教育監選挙で当選し、今年6月にも再選された。1979年に蔚山市内の現代工業高校で教師生活をスタートさせ、退職後、第1代・第2代全国教職員労働組合(全教組)蔚山支部長を務めた。2006年には民主労働党所属で、2010年には進歩新党所属で蔚山市長選挙に出馬したが落選した。教育監就任後は高校の全面無償給食、新入生制服代支援、小学校入学準備金支援などの政策を施行した。

 蔚山市教育庁は同日からイ・ヨンギュン副教育監権限代行体制になった。蔚山教育監の補欠選挙は来年4月に行われる。

キム・ジュヨン記者

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