共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表の妻、キム・ヘギョン氏はフェイスブック上で、京畿道の公務用クレジットカード私的流用疑惑に関連し、「公務用カードを使ったこともなく、見たこともない。公務用カードで支払ったことを知らなかった」と疑惑を否定した。

 キム氏はいわゆる「7万8000ウォン事件」について、「自分の食事代2万6000ウォンを支払っただけで、同席者3人分の7万8000ウォンを誰がどうやって支払ったのかは知らない」と主張した。

 その上で「メディア報道などによると、(京畿道元職員の)B氏と情報提供者A氏がキム・ヘギョン氏とその随行責任者であるB弁護士の知らないうちに公務用カードをで決済したとする会話録音がある」とし、「それはキム・ヘギョン氏が公務用カードの不当使用を指示せず、認知も容認もしていなかったことを示している」と指摘した。

 キム・ヘギョン氏は李在明代表が民主党内で大統領選の予備選への出馬を宣言した後の昨年8月2日、ソウル市内の飲食店で民主党関係者3人、自身の随行運転手、弁護士に京畿道の公務用カードなどで10万ウォン(約1040万円)相当の食事を提供したとして、公職選挙法が禁止する寄付行為に当たるとの疑いが持たれている。また、京畿道庁総務課の特別職公務員だったB氏が京畿道の公務用カードでキム・ヘギョン氏の飲食代を決済した事実を知りながら容認した業務上背任の疑いも存在する。B氏によるカード流用金額のうち、キム氏と直接関連性があると警察が判断したのは20件余り、200万ウォン相当とされる。

 キム・ヘギョン氏は同日、水原地検公共捜査部に出頭しし、2時間40分にわたる聴取を受けた。同氏は立ち会った弁護士を通じ、自身の疑惑を否認したという。

 検察は早ければ8日にも、キム・ヘギョン氏を公職選挙法違反の罪で起訴するかどうかを決めるもようだ。

オ・ギョンムク記者

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