▲写真=ホ・ジュニ米プリンストン大学教授/聯合ニュース

 韓国系で初めて「数学界のノーベル賞」と呼ばれるフィールズ賞を受賞したホ・ジュニ韓国高等科学院碩学教授兼米プリンストン大学教授(39)が27日、母校のソウル大学で講演し、自身が初めて証明した数学の難題を実際に解いて見せた。

 ホ教授は同日午後4時ごろから講演し、「ホッジ理論」を通じて組み合わせ論の問題を解決する方法について講義。これはホ教授が2012年、組み合わせ論で45年にわたり難題とされていた「リード予想」を証明する際に用いた方法論だ。ホ教授はこれによって「組み合わせ代数幾何学」という新たな分野を開拓し、その功績が認められてフィールズ賞を受賞した。

 1時間半ほどの講演の後、質疑応答が行われた。出席者の一人が「どのようにして自身の道に集中することができたのか」と質問すると、ホ教授は「『根拠のない自信』が重要だ」として「根拠のない自信はいつ崩れるか分からないが、根拠がなくても自信を持ってぶつかっていくと力を出すことができる」と話した。さらに「大学で勉強したことが、後になって振り返ったときに温かい記憶として残るので、この時間を楽しんでほしい」とアドバイスを送った。

カン・ウリャン記者

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