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「悪質コメントに疲れる」と訴えていたバレー選手キム・インヒョクさん、遺体で発見
男子バレーボール選手キム・インヒョクさん(26、サムスン火災ブルーファングス)が遺体で発見された。キム・インヒョクさんは昨年、写真共有ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「インスタグラム」に一部インターネットユーザーが書き込んだ悪質なコメントを公開し、苦痛を訴えていた。
サムスン火災関係者は4日、「キム・インヒョクが自宅で死亡しているのが発見された。警察が死因を調べている」とコメントした。
1995年生まれのキム・インヒョクさんは慶南科学技術大学バレーボール部で活躍し、2017-2018シーズン新人ドラフトでKEPCO VIXTORMに入団。その後、2020年にサムスン火災ブルーファングスに移籍した。
キム・インヒョクさんはけがなどにより、2021-2022シーズンには2試合しか出場していない。昨年12月からは治療のため自宅にいたという。
キム・インヒョクさんは昨年8月、インスタグラムを通じて「10年以上耳にしてきた誤解、無視するのがいいと思っていたけれど、僕も疲れる」とした上で「僕をすぐそばで見たわけでもないのに、僕について何も知らないのに僕を苦しめてきた悪質コメントはもうやめてほしい。耐えられない」と訴えた。
キム・インヒョクさんは「化粧は一度もしたことがなく、男が好きなわけでもなく、ガールフレンドもいたし、AV俳優をしたこともない」とした上で「マスカラはしていないし、アイメイクもしていない。スキンローションを塗っているだけなのに、これも化粧だと言うのなら認めよう」と主張。
そして「誤解しないでほしい。試合のたびに数多くのDMや悪質なコメントがあって本当につらい」とした上で「これに先立ち話したことだけではなく、もっと多くの悪質コメントがあるけれど、弁解する必要はないと思っていた。やめてほしい」と訴えていた。
キム・ミョンイル記者