話題の一冊
日本人グルメブロガーがいざなう「妄想美食旅行」

【新刊】ネモ著『天丼の事情とナポリタンの秘密』(ヒューマニスト刊)
日本には「妄想旅行」という言葉がある。本や映画を見ながら、旅行に出掛けたと想像することを指す。韓国文化に高い関心を持つ日本人グルメブロガーがハングルで書いた本書は、日本への「妄想グルメ旅行」を誘う。和食のおいしい店選びのこつ、和食をいただく際のティップス(ちょっとしたテクニックやこつ)などを記した。
まず「カツ丼」のおいしい店の選び方。「そば屋で食べるカツ丼が意外とおいしいです。カツ丼のつゆ『割り下』は、しょうゆにみりん、砂糖、料理酒などを混ぜて作りますが、そば屋ではここにそばつゆが加えられるんです」。牛丼の「きちんとした」食べ方も教えてもらえる。「日本人は、どんぶりを混ぜずにそのまま食べます。同じように、カレーも混ぜません。韓国には牛丼を混ぜて食べる人がいると聞いて、最初は正直『ええ、まさか!?』と思いました」。360ページ、1万7500ウォン(約1690円)
イ・ヘウン記者