事件・事故
小学校校長が女性職員用トイレで盗撮 /安養
小学校の男性校長が、自身の勤める学校の女性職員用トイレに小型カメラを設置した容疑で警察に緊急逮捕された。この校長は校内の別の場所にもカメラを設置し、女性職員の体の一部などを違法撮影していたことが明らかになった。
京畿道安養東安警察署は29日、性暴力犯罪の処罰などに関する特例法違反の疑いで小学校校長のA容疑者(57)を緊急逮捕し、取り調べている。A容疑者は学校の女性職員用トイレ内に大人の親指ほどの大きさの小型カメラを設置した疑いが持たれている。これに先立つ27日、トイレに立ち寄った職員が便器の後ろの棚の上に隠しカメラがあるのを発見したとのことだ。
警察の取り調べにA容疑者は「地方の農場で盗難防止用に使おうとして購入したが、試しに一日ほど設置したものだ」と話している。警察がA容疑者の携帯電話を確認した結果、トイレで撮影された動画はなかったが、校内の別の場所でスカートをはいた女性の足などを撮った動画が複数発見されたという。警察は「職員室の(PM2.5などの)粒子状物質測定装置の上にもカメラのような物があった」という教職員の話を受け、A容疑者の自宅を捜索したところ、別の小型カメラを発見した。しかし、A容疑者は「職員室には設置していない」と否定している。
警察は、確保したカメラ2台と携帯電話のデジタル・フォレンジック(情報回収・分析)により、設置時期や違法撮影の有無、内容などを把握し、A容疑者に対して拘束令状を申請する方針だ。京畿道教育庁は同日、A容疑者を職位解除し、監査に着手した。