ソウル市麻浦区のソウル・ワールドカップ競技場に天然芝と人工芝を混ぜて敷設する「ハイブリッド芝」が導入される。韓国国内のサッカー専用競技場でのハイブリッド芝採用はこれが初めてだ。

 

 ソウル施設公団が4日に明らかにしたところによると、ハイブリッド芝はマット形態(1メートル×10メートル)の人工芝に天然芝を混ぜて植える方式で敷設され、天然芝95%、人工芝5%の割合になる。人工芝は天然芝の根を保護できるため、サッカー場のピッチが掘り返されるケースが少なくなり、平坦な状態を維持しやすいことが強みだ。またマット形態のハイブリッド芝はひどく損傷した部分だけを交換できることからメンテナンスもしやすい。施設公団の関係者は「ピッチの平坦な状態が維持できれば、サッカー選手たちの負傷防止はもちろん、パスの際にボールが一定のスピードで転がるので競技力を高める効果も期待できる」とコメントした。

 2001年のオープン当時、ソウル・ワールドカップ競技場の芝は寒冷地型天然芝のケンタッキー・ブルーグラスだったが、これは発芽に適した温度が15-27度のため真夏の暑さに弱い。施設公団は今月初めにワールドカップ競技場を使用するFCソウルのホームゲームが終了すると同時にハイブリッド芝の敷設を開始し、年末までに作業を終える計画だ。来年上半期のプロサッカーKリーグから使用できそうだ。

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