事件・事故
勾留請求却下に「カロセロ研究所」出演者ら「警察が無理な捜査を行った」
チョ・グク元法務部長官の娘や李仁栄(イ・インヨン)統一部長官の息子などに対する名誉毀損の疑いをはじめ、インターネット上での名誉毀損、侮辱など10件余りの告訴、告発を受け、警察に逮捕されたユーチューブ「カロセロ研究所」の出演者、康容碩(カン・ヨンソク)弁護士、MBCのキム・セウィ元記者が9日午後、釈放された。
2人は警察による勾留請求が却下されたことから、午後6時ごろにソウル江南署から釈放された。2人が姿を見せると、同署周辺に集まったカロセロ研究所支持者100人余りが歓呼した。警察に向かって不満を叫ぶ人も一部いた。
康弁護士とキム元記者は同署前で記者団に対し、警察が無理な捜査を行ったと指摘した。キム元記者は「警察はチョ・グク元長官ら7人の名誉毀損訴訟で我々が警察の出頭要求に応じなかったと主張するが、我々は既に4回も不出席事由書を提出した。警察の出頭要求に応じなかったことはないにもかかわらず、警察はまるで我々が10回以上も警察に出頭しなかったかのように話し、我々を強制的に逮捕した」と述べた。康弁護士は「警察は名誉既存容疑で我々を逮捕しておいて、きょうの取り調べでは不正選挙訴訟の寄付金募金行為が寄付金品法違反に当たるかどうかについて質問した。警察は別件捜査をした」と主張した。2人は午後6時18分ごろ、車で帰宅した。
検察が康弁護士とキム元記者の勾留請求を却下したことで、同日午前に先に帰宅したユーチューバー、キム・ヨンホ氏をはじめ、警察が緊急逮捕したカロセロ研究所関係者3人はいずれも釈放された。
3人はチョ・グク元法務部長官の娘や李仁栄(イ・インヨン)統一部長官の息子らに対する名誉毀損の疑いをはじめ、インターネット上での名誉毀損、侮辱など10件余りの告訴、告発を受けている。警察は10回以上にわたり出頭を要求したが、3人が応じなかったため、逮捕状を執行したと説明していた。