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36歳・李俊錫「国民の力」代表、父親の農地法違反疑惑に「私が18歳の時に買った土地、知らなかったが恐縮」
韓国の最大野党・国民の力の李俊錫(イ・ジュンソク)代表の父親が済州島に17年間農地を所有していながら、自身は農業をしておらず、農地法違反の可能性があることが3日、指摘された。SBSは同日、「李俊錫代表の父親が2004年1月に済州島西帰浦市安徳面一帯に2023平方メートルの畑を購入、現在まで所有している」「父親は『17年間、自分が農業をしたことも、委託営農した(人に土地を貸して農業をさせた)こともない』と認めた」と報道した。
李俊錫代表の父親はSBSに「済州島で温泉事業をしていた高校時代の同級生の勧めで、農地を1億6000万ウォン(現在のレートで約1500万円)で購入し、リタイア後に田園住宅を建てる目的で、これまで所有していた」と説明した。しかし、これは「農地は、一部の例外を除き、自分の農業経営に利用するか、(今後)利用する者でなければ所有できない」という現行の農地法の趣旨に反すると指摘されている。
李俊錫代表の父親は「農地取得に必要な書類は知人が代わりに作成した」「購入5年後の2009年には、農漁村公社に委託営農を申請したが、長期間農地が放置されていたために拒否され、その後は注意を払っていなかった」と釈明した。農漁村公社はその後、李俊錫代表の父親に農地整備した上で6カ月後に再申請するように言ったが、父親は土地を整備したり、再申請したりはしていなかったことが分かった。
李俊錫代表はSBSの報道後に出した見解文で、「父親の不動産購入は、私が満18歳の2004年のことだった」「私は当時、米国留学中だったし、その後も認知できていなかった」と述べた。その上で、「農地取得の事実についてSBSの取材後、両親に聞いて知った」「農地法違反の可能性などについて、家族に代わって恐縮している」と述べた。