東京五輪
東京五輪:大韓体育会会長「旭日旗禁止公式化の成果」
【NEWSIS】大韓体育会の李起興(イ・ギフン)会長(66)が、日本の軍国主義を象徴する旭日旗をもう競技場で見ることはないだろう、と自信を見せた。
李起興会長は8日午前、東京ビッグサイトのメインプレスセンター(MPC)で、東京五輪を振り返る記者会見を開き、「旭日旗が競技場で全く見られなかった。スポーツ外交の成果といえば、国際オリンピック委員会(IOC)から(政治的・宗教的・人種的プロパガンダを禁止するオリンピック憲章第50条第2項に基づいて)今後すべての競技場で旭日旗の使用が禁止されるという内容の文書を受け取ったことだ」と述べた。
その上で、「正確に規制対象だということを受け取ったため、今後も適用される。正確に明示した。大きな成果だと言った」と述べた。
「いずれにせよ無観客試合だったため、実効性があるのか」という声も一部あったが、大韓体育会の説明通りなら、今後の五輪でも旭日旗を振る行為は禁止となる。
こうした中、5日のスポーツクライミング男子決勝で、ボルダリング種目の3回目の課題の人工壁が旭日旗を連想させると指摘された。
これに関して、李起興会長は「観点の違いだと思う。世界のあらゆる状況を一つの基準で見ることはできないだろう」「IOC、組織委員会とやり取りをたくさんしたし、書面で受け取ったものは公式化されたため、今後はできないだろう。世界的に公式化されたものだ」と強調した。
そして、「当初、選手村の外で旭日旗が振られた問題も、後に日本の警視庁ができないようにすべて阻んだ。散発的にそのような問題があったか分からないが、試合に集中した。(クライミングの人工壁は)形状物と見るべきではないかと思う。そこまでは考えない」「一般市民が振るなどして応援したら目に入るだろうが、行き過ぎた拡大解釈でないかと個人的に思う」と述べた。