韓国柔道の重量級の看板選手、チョ・グハム(29)が東京五輪で銀メダルを獲得した。

 29日に日本武道館で行われた柔道男子100キロ級の決勝で、チョ・グハムは日本のウルフ・アロン(25)と対戦し、ゴールデンスコア(延長戦)の末に一本負けを喫した。ウルフ・アロンは両親が米国人と日本人。

 正規の試合時間4分間で指導が1つずつ与えられた状態で、チョ・グハムは延長でさらに指導が1つ与えられて反則負け(指導3つ)のピンチに追い込まれ、すぐに攻撃に出てウルフへの2つ目の指導を引き出した。

 しかし、チョ・グハムはウルフの足技を何度もぎりぎりで防いで体力を完全に消耗。得意技の背負い投げも通用しなかった。結局、延長5分35秒でウルフに足技をかけられて後ろに倒れ、一本を取られた。

 世界ランク6位のチョ・グハムは準決勝で同2位のジョルジェ・フォンセカ(ポルトガル)を技ありで退けたが、決勝では世界ランク5位のウルフを破ることができなかった。

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