米国の国家機関が報告書を通じ、未確認飛行物体(UFO)の存在を認めたことで、韓国で過去に話題になったUFO目撃事例が改めて注目されている。韓国で撮影された最初のUFO写真は、1980年10月にソウル・江南のマンションから住民が撮影した円形のUFOだ。90年には忠清北道永同郡で初等学生(小学生)がドーム型UFOの写真を撮影した。このUFO写真は当時米国のジョージ・アダムスキー氏という男性が乗ったことがあると主張したUFOと形が似ており、話題になった。

 

 2011年にはソウル都心部でUFO目撃談が相次いだ。同年8月24日、市民がソウル市中区の清渓川にあるシティバンク本社ビルを背景に写真を撮ったところ、UFOとみられる物体がとらえられた。韓国UFO調査分析センターの関係者は当時、「写真を海外のUFO写真分析専門らに依頼して分析したところ、UFOである可能性が高いという答えが得られた」とした上で、写真には合成などの痕跡は見つからなかったとした。2カ月後の11月3日にもソウル市鍾路区光化門の上空に正体不明の発行体数十個が浮かんでいるのが撮影された。

 最近撮影されたUFO関連映像としては、今年6月4日に大邱市東区のマンション駐車場で撮影されたものがある。明るい光を発する物体が30秒ほど上空で回転しながら消える様子だ。

 2001年から韓国国内のUFO目撃報告を受け付けている韓国UFO調査分析センターのソ・ジョンハン所長は本紙の電話取材に対し、「全国各地から毎年約700件のUFO関連通報や写真が寄せられる。うち2-3件はUFOである可能性が高いと判明した」と述べた。ただ、UFOだと主張する写真の相当数は光の屈折による虚像や一般の飛行機を誤認したものと判明しているという。

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