インターネットを通じて独島の様子をリアルタイムで見ながら独島について学べるサイバー独島学校が、正式に開校する。

 

 慶尚北道教育庁(教育委員会に相当)は26日、鬱陵島にある旧・鬱陵小学校チャンフン分校の講堂で「慶尚北道教育庁サイバー独島学校(独島学校)」開校式を行った。

 オンラインのホームページ形式で運営される独島学校は、地理や歴史など独島に関する知識を学べる「独島教室」、独島がテーマの文学・芸術作品などに触れられる「独島教育資料室」、独島の現在の様子をリアルタイム映像で見られるほかVR(仮想現実)機器を通じて独島を間接的に体験できる「サイバー独島体験」などで構成されている。

 学校という名称に合うように、初級・中級・上級のレベル別に独島を学べるオンライン講義形式の「独島教室」も提供される。段階別の講義を全て聴講すれば、独島学校の教育を修了したことを意味する修了証も授与される。

 慶尚北道教育庁側は、日本政府がこのところ教科書などを通じて独島の領有権を主張していることを受け、独島に対する主権意識を高める目的で独島学校を開設したと明らかにした。

 慶尚北道教育庁はサイバー学校のほかにも、開校式が行われたチャンフン分校の敷地に「慶尚北道教育庁独島教育院」を建設し、独島教育を強化する方針だ。

 イム・ジョンシク慶尚北道教育監(教育委員長に相当)は「サイバー独島学校が時空を超えて教育の場になれるよう、最善を尽くして運営したい」として「今後はオンライン・オフラインで独島教育を並行し、慶尚北道教育庁が独島守護の先頭に立てるようにしたい」と話した。

 2022年から日本の高校1年生が使うことになる社会科の教科書には「独島(日本名:竹島)は日本の領土」という主張が盛り込まれた。また日本政府は2018年、この主張を必ず明記するよう定めた学習指導要領を公表した。

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