政治総合
「尹美香議員、ろっ骨骨折のハルモニに歌を歌わせた」
共に民主党の尹美香(ユン・ミヒャン)国会議員が2017年、慰安婦被害者の吉元玉(キル・ウォンオク)さんと共に欧州を訪問した際、吉さんがろっ骨を骨折しているにもかかわらず、過酷なスケジュールを消化させたとする指摘が出ている。
余明淑(ヨ・ミョンスク)元ゲームコンテンツ管理委員長は3日、ユーチューブを通じ、「吉さんが17年、尹議員と欧州に行き、ろっ骨を骨折して帰国した」とし、17年12月の吉さんの医療給付記録を公開した。尹議員と吉さんは17年11月30日から12月7日まで欧州を訪れた。帰国直後の12月8日、吉さんは病院で診療を受けた。診断名は「ろっ骨のねんざと緊張」だった。診療後も吉さんが苦痛を訴えたため、翌9日に江北サムスン病院を再受診した。
同病院は「4本以上のろっ骨にわたる多発骨折」と診断した。余元委員長は「吉さんのろっ骨が何本も折れていたことになる」とし、「17年は(吉さんが)既に認知症と診断されていた」と指摘した。吉さんの息子夫婦は最近、吉さんの体調が悪いために病院につれていった際、一連の診療記録から事実関係を知ったという。
余元委員長によると、息子夫婦は17年に吉さんが帰国したことを知るとすぐに会いに行ったが、尹議員側は『旅の疲れが残っている』として、1週間後に来るようにと告げ、息子夫婦はそれを信じ、1週間後に再び会いに行ったという。余元委員長は尹議員について、「吉さんが認知症の診断を受けたことも、ろっ骨を骨折したことも隠していた。そうしないと、正義記憶連帯が(吉さんを)連れ歩くことができないからだ」と批判した。
余元委員長は「吉さんは欧州訪問で体調が急速に悪くなった。(すぐに)韓国に帰国すべきだったし、息子夫婦に知らせるべきだった。(それなのに)ろっ骨が折れた吉さんを連れ歩き、歌を歌わせた」と述べた。当時のあるメディアのユーチューブには「吉さんがベルリンで『恨み多き大同江』を歌った理由」と第する動画が掲載されている。
余元委員長は「(尹議員が)朴元淳(パク・ウォンスン)前ソウル市長の10年間を語るのは、そんなことをしてもそれを不問に付してくれたことがありがたいからだ。もう一度(選挙で)民主党に入れてくれれば、(尹議員は)これまでやってきたことについて気が楽になるはずだ」となどと評した。