経済総合
ポスコが3100億ウォンで買った塩湖に35兆ウォン相当のリチウム
韓国鉄鋼大手ポスコが2018年、3100億ウォン(約296億円)で買収したアルゼンチンのリチウム塩湖の価値(累積売り上げ見通しベース)が35兆ウォンに達すると推計された。買収額に比べ、価値が約100倍に跳ね上がった計算だ。これは追加探査の結果、リチウム埋蔵量が買収当時の推計よりも6倍に増えた上、最近リチウム価格が急騰したためだ。二次電池の重要素材であるリチウムの需要が増えている点からみて、価値はさらに上昇する可能性がある。2010年ごろからリチウムなどの資源投資を本格化したポスコとしては、10年ぶりにポスコの時価総額(約27兆ウォン)を上回る大当たりを手中にした格好だ。
4日のソウル株式市場では、韓国総合株価指数(KOSPI)が1.28%下落する中、ポスコグループ株が軒並み上昇。ポスコエムテックは29.96%高の8720ウォン、ポスコは3.34%高の30万9000ウォンで引けた。ポスコケミカル(1.6%高)、ポスコICT(5.96%高)、ポスコ鋼板(1.66%高)など系列各社も株価が上昇した。