故・朴元淳(パク・ウォンスン)前ソウル市長の女性秘書に対するセクハラ行為を認定した裁判所は、被害者が過去に精神科でカウンセリングを受けた際、朴前市長がいやらしい携帯メールや下着姿の写真を送りつけられ、「男を知らなければ嫁に行けない」などと言われたと語っていた事実を明らかにした。朴前市長の被害者に対する行為が具体的に明らかになった格好だ。

 

 ソウル中央地裁は14日、性的暴行の罪で起訴されたソウル市職員A氏に有罪判決を下し、朴前市長のセクハラ行為についても「間違いない事実だ」と判断した。A氏による性的暴行被害者と朴前市長によるセクハラ事件の被害者は同一人物だ。同地裁は「(被害者が)朴市長のセクハラで精神的苦痛を受けた状況で犯行(性的暴行)被害を受け、精神的衝撃がとても大きかったはずだ」と指摘した。

 同地裁は被害者が昨年5月から精神科のカウンセリングを受け、「朴前市長の下で勤務して1年半がたって以降、朴前市長がいやらしい携帯メールや下着姿の写真を送ってきて、『匂いをかぎたい』『写真を送ってほしい』などというメッセージを受け取った」と話していたことを明らかにした。同地裁によると、カウンセリング内容には朴前市長が被害者に「男を知らなければ嫁に行けない」と発言したことも含まれていたという。

 同地裁は「それに照らすと、被害者が朴前市長のセクハラによってかなりの精神的苦痛を受けたことは間違いない事実だ」と指摘した。

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