▲15日午後、盧武鉉財団のユーチューブ・チャンネル「理事長たちの特別対談」で、あいさつする李海ヘチャン前共に民主党代表(同財団第4代理事長)、李炳浣韓国女子バスケットボール連盟総裁(第3代理事長)、韓明淑元首相(初代理事長)、柳時敏・現(第5代)理事長=写真左から=。

 韓明淑(ハン・ミョンスク)元首相が15日、「文在寅(ムン・ジェイン)大統領はまず命を救わなければならないという原則を守った」「新型コロナウイルス流行という状況では大韓民国で暮らすのがいい」と語った。

 この日新型コロナ感染者は880人増え、死者は計13人だった。国内初の感染者が発生して以降、一日の死者が2けたを記録したのは初めてだ。最も多くの死者が出た日にこのような発言をしたのだ。

 これは同日、動画投稿・共有サイト「ユーチューブ」で「盧武鉉(ノ・ムヒョン)財団」チャンネルが放送した『2020後援会員の日特集生放送』に、韓明淑氏が柳時敏(ユ・シミン)同財団理事長、李海チャン(イ・ヘチャン)前共に民主党代表、李炳浣(イ・ビョンワン)元盧武鉉大統領秘書室長らと共に出演した際に語った言葉だ。韓明淑氏はまた、「新型コロナが来たことで、2020年に全世界が再編される振動のようなものを感じる」「『先進国だと信じていた国々の姿がこれか?』と考えさせられる」「特に文大統領の『命を一番真ん中に据え、命を救う』という原則、(命を救うことにおいて)政治的野心を混ぜない愚直さと真心、こういったものにより文在寅式の解決を導いたので、新型コロナの状況では大韓民国で暮らすのがいい」と発言した。

 また、この日の放送では、与党が先日、高位公職者犯罪捜査処(公捜処)法改正案を強行採決したことについて、李海チャン氏が「180議席の力を見せつけてやった」と言った。

 李海チャン氏はさらに、キム・ボンヒョン元スターモビリティ会長が暴露した「検事接待」疑惑に言及、「長年政治をやっているが、検察のありのままの顔をこのように次々と見たのは初めて」「推測はしていたが、これほどでたらめで腐っていたのか」と言った。

 そして、「盧武鉉大統領は『川の水は海をあきらめない。曲がりくねっているが、最後には海に至る』と語った。歴史は一日にして為るものではない。25年ぶりに(公捜処法と検察総長懲戒委員会を通じて)糸口をつかんでいく」「我々は今、このように堂々と座って歴史を語っているが、かつて盧武鉉大統領を捜査した検事たちは懲役刑を受けたり、外国に出ていったりした。あきらめない歴史とはこういうこと」とも主張した。

 李海チャン氏はまた、「政党としては我々が多数派議席になり、政治では主導権を多く握っているが、根本的には保守勢力が依然として強固な状況だ」「これまで環境作りに多くの時間がかかった。手綱を緩めてはならない」とも呼びかけた。

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