韓日関係
【独自】日本政府が金浦-羽田路線再開を要請、韓国政府は「コロナがあるので…」と拒否
日本政府が最近「金浦-羽田の航空路線を再開しよう」と提案したが、韓国政府は「コロナ防疫が困難」という理由で事実上拒否していたことが7日までに分かった。韓国政府は今年4月6日から、検疫の効率性などを考慮して「仁川国際空港入国一元化」政策を始めたが、最近になって金海空港と中国・青島などを結ぶ一部路線の運航を再開した。だが外交消息筋は「日本の提案を受けて防疫当局と話し合っているが、最近再拡大の勢いがひどくなり、すぐに金浦-羽田路線を再開するのは容易でない」と語った。
日本政府や業界によると、菅義偉内閣は今年10月から施行している「韓日企業人特別入国手続き」を活性化するため、最近金浦空港の再開案を複数のチャンネルを通して韓国側に提案した。全国旅行業協会(ANTA)の会長を務める二階俊博・自民党幹事長も先月、訪日した朴智元(パク・チウォン)国家情報院長にこうした意向を伝えたといわれている。仁川・成田空港はそれぞれソウル・東京都心から車で1時間以上かかり、不便だという趣旨だ。
コロナで困難に直面している大韓航空・アシアナ航空も、金浦-羽田路線の運航再開を韓国政府に要請しているという。ソウルと東京を最短距離で結ぶ金浦-羽田路線が再開されれば往復で3時間ほど短縮することができ、航空需要が増えることも考えられるからだ。現在、韓日間の航空路線は仁川-成田/関空/福岡間のみ運航している。
さらに日本側は、小規模旅行も再開しようという立場を韓国当局に伝えているという。公共交通機関の利用を禁止する条件でガイドが防疫の責任を負い、大型バスに10-20人だけ乗せて空港-観光地-ホテルのみを回る形式の旅行を検討しようというのだ。日本は来年の東京オリンピックのため「管理型旅行」を活性化する必要があると判断し、こうした方式を提案したといわれている。