自動車産業
現代コナEV、2万5000台リコール
現代自動車が最近、充電などの過程で相次いで火災が発生した電気自動車(EV)「コナ・エレクトリック」について、自主的リコール(市場措置)を取ると決定した。
国土交通部(省に相当。国土部)は8日「コナ・エレクトリックで、高電圧バッテリーセルの製造不良による火災発生の可能性を確認した」として、現代自が自主的リコールを決定したことを明らかにした。国土部傘下の韓国自動車安全研究院は、昨年9月から現代自と共に欠陥調査を行い、バッテリーセルの陽極(プラス)板と陰極(マイナス)板の間にある分離膜が損傷して内部でショートが起きる可能性があると結論を下した。
現代自は今月16日からリコールに入る。対象の車両は2017年9月29日から今年3月13日までの間に生産された2万5564台。現代自の関係者は「輸出したコナ・エレクトリックも海外当局と協力してリコールを進める予定」と明かした。
リコール対象車は、まずバッテリー管理システム(BMS)のソフトウエアをアップデートする予定だ。アップデートされたBMSは、バッテリーセルで急激な温度変化など異常の兆候を感知したら充電を中止し、スターターがかからないように安全機能を作動させる。自動車のオーナーと緊急出動サービスのコールセンター(現代自)にも警告のメッセージを自動送信する。アップデートされたBMSがバッテリー異常の兆候を感知した場合は、バッテリーセルそのものを新品に交換する計画だ。
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