丁世均(チョン・セギュン)首相は14日、国会の対政府質問で、このところ「親日論争」が再燃している安益泰(アン・イクテ)氏が作曲した愛国歌について「(親日の前歴などが確認されれば)そのような(国歌変更)問題についても考えなければならない」と述べた。

 

 丁首相はこの日、与党「共に民主党」のイ・ヘシク議員の質問にこのように答えながらも「国民と十分に意思疎通を図り、議論した上で、手続きが先行しなければならない」と述べた。安益泰氏が親日だった前歴が確認されれば愛国歌を変更すべき、というイ議員の主張について、丁首相は「そのような主張も一理ある」「検討してみる」と答弁した。

 

 丁首相は「愛国歌は法律上の国歌なのか」というイ議員の質問に対し「法律上は規定されていないが、独立国になる前から愛国歌という名前で呼ばれていた」として「曲調も、かつての愛国歌は異なっていた」と述べた。さらに「(現行の愛国歌は)法律的な裏付けはないが、実質的には国歌として認められていると考える」との見解を示した。

 イ議員が「しかし、その長い年月の間、愛国歌が法律上の国歌でないまま残っている理由は何か」と質問すると、丁首相は「世界の国々の中には、法律的な規定を通じて国歌を定めているケースもあれば、愛国歌のように法律的に特に規定せずに国歌として歌っている国も多いと聞いている」と答えた。

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