事件・事故
親与党団体、朴元淳前市長セクハラ被害者の弁護士を誣告教唆容疑で告発
与党寄りの市民団体が朴元淳(パク・ウォンスン)前ソウル市長からわいせつな行為をされたとして告訴した被害女性Aさんの法律代理人、金在蓮(キム・ジェリョン)弁護士=写真=を誣告(虚偽告訴)教唆の疑いで検察に告発した。金弁護士がAさんに罪のない朴元市長を告訴するよう仕向けたとの主張だ。
「積弊清算国民参与連帯」のシン・スンモク代表は4日午後、ソウル・西大門区の警察庁に金弁護士に関する告発状を提出した。シン代表は告発状で、「金弁護士は長期間性的暴力事件を担当してきた弁護士として、犯罪構成要件を満たさず、証拠が不十分な事件を告訴して以降、『メディアプレー』で疑惑を生んできた」とし、「性的暴行の相談に訪れた被害者を説得し、2回にわたる記者会見やさまざまな方法でまるで朴前市長が4年間にわたり継続的にわいせつな行為に及び、わいせつな写真や文字を送っていたかのようにでっち上げた」と主張した。朴前市長によるわいせつ行為を否定する内容だ。シン代表はまた、「朴市長がAさんにメッセンジャーアプリで送ったというわいせつ写真は他の職員も受け取ったランニングシャツ姿の写真だ。金弁護士の発表とは異なり、Aさんの異動は秘書室が先に勧めたもので、Aさんが別の業務に異動する際に作成した引き継ぎ書類には秘書としてのプライドが盛り込まれている」と指摘した。
これに対し、金弁護士は「(シン氏の行為が)自分には対しては犯罪行為であり、被害者に対しては予想外の2次被害だ。非常に遺憾だ」と述べた。
一方、警察は同日、Aさんが4年間にわたり、ソウル市の公務員20人に被害を訴えたが、市がそれを黙殺していたとする主張について、「これまでに市関係者20人から参考人として事情を聴いた」と説明した。