▲京釜高速道路完工50周年を記念して建立された記念碑。京釜高速道路建設の立役者、朴正煕元大統領の名前がなく論議を呼ぶ中、一番下の「国土交通部長官 金賢美」の「長官 金賢美」の部分が2回も毀損された。

 京釜高速道路の秋風嶺サービスエリアで、京釜高速道路完工50周年の記念碑に刻まれた「国土交通部長官 金賢美」という文字が26日に毀損(きそん)されたことが明らかになった。金賢美(キム・ヒョンミ)長官の名前部分が毀損される事件は13日にも発生しており、今回で2度目だ。

 韓国道路公社が28日に明らかにしたところによると、秋風嶺サービスエリアにある京釜高速道路完工50周年の記念碑に刻まれている文字のうち、最後の部分の「国土交通部長官 金賢美」の「長官 金賢美」の文字が毀損された。

 何者かが黒の防水シリコンで「長官 金賢美」の部分を覆ってしまったのだ。

 この事実を27日に確認した韓国道路公社は、防水シリコンをはがして「長官 金賢美」の部分を復元した。

 13日にも同じ記念碑の「長官 金賢美」の部分が絵具とテープで覆われ、これを剥がして元通りにしたという経緯がある。

 この記念碑は先月30日、国土交通部が釜高速道路開通50周年を記念して建立した。しかし、釜高速道路建設の立役者である朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領の名前が刻まれておらず、論議を呼んでいる。

 韓国道路公社は今後も類似の事件が発生する可能性があると見て、対策を話し合っている。

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