社会総合
李容洙さん「尹美香、国民を裏切った…人間じゃない」
慰安婦被害者の李容洙(イ・ヨンス)さん(91)は28日、慰安婦被害者支援市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)寄付金関連疑惑などをめぐり、与党「共に民主党」尹美香(ユン・ミヒャン)次期国会議員について、「人間ではない」「私を裏切って、国民を裏切って、全世界の人々を裏切ってだました」と語った。自身の記者会見に対して背後説を唱えた親与党系ジャーナリスト・金於俊(キム・オジュン)氏については「私がバカだというのか」と言った。
李容洙さんは同日、CBSラジオの番組に出演して、「(尹美香氏は慰安婦運動を)30年間もしてきたが、一朝にして裏切り、私だけ裏切られたわけではない」「このようなものすごいこと(慰安婦運動)を放り出して、自分は(国会に)行きたいと私利私欲の方を取り、自分の思いのままにした」「(尹美香氏は)人間ではないと思う」「(私が)全身全霊を尽くしてやってやったのにもかかわらず、その功労を知らず、再び私を苦しめること、とんでもない行動をしたのを見ると、本当に人を信じるものではないと思った」と言った。
李容洙さんはさらに、「(亡くなった慰安婦被害者)金福童(キム・ボクトン)さんは片目を失明し、もう片方の目だけ(しか見えないが)、(尹美香氏が)行こうというから、どこかに連れて行くから、その人の言葉だけ聞いていただけだ」「芸は熊がして、カネは尹美香が代表をしていた韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協=正義連の前身)に(行った)」「自分の欲望通りにまた国会議員をやりたいとして、30年間やってきたことを裏切りました」「私は新型コロナウイルスのために閉じこもって、その前に1人で死ぬことまで考えた」「(尹美香氏は)30年間、慰安婦問題を解決するといっておきながら、30年間食い物にした」「(尹美香氏が)どこかにあえて出て、しゃべるだろうか」とした。
李容洙さんは自身に対し「背後説」「陰謀論」などを唱えている金於俊氏について、「私はバカか、認知症か」「100回、1000回話しても私1人しかいない」と述べた。