4月15日の総選挙に出馬した野党・未来統合党の朱光徳(チュ・グァンドク)候補(京畿道南楊州丙選挙区)の選挙演説現場近くにレンガを投げたのは、小学校6年生の児童(11)であることが分かった。

 3日午後5時20分ごろ、京畿道南楊州市内の韓信マンション一帯で行われた朱光徳候補の選挙演説現場にレンガが投げ込まれるという事件が発生した。

 レンガが落ちたのは朱光徳候補が立っていた場所から9メートルほど離れた地点だった。レンガは選挙演説現場付近のバス停のガラス製屋根を突き抜けて地面に落ちたが、幸いなことに人命にかかわる被害はなかった。

 レンガが落ちたのは朱光徳候補が演説をする前で、選挙区の市議会議員が応援演説をしていた時だった。

 南楊州警察署は事件発生後、専門担当班を立ち上げて防犯カメラ映像の追跡や聞き込みなど行い、該当の児童を特定したと8日、明らかにした。

 警察の捜査によると、この児童は事件現場近くの4階建てのビル屋上で携帯電話のゲームをしていたが、うまく行かないことに腹を立ててレンガを投げ、そのレンガが誤って下に落ちてしまったと話しているという。

 この児童は触法少年として刑事罰ではなく保護処分を受けることになる。

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