社会総合
朴槿恵前大統領の合成ヌード画に今度は金賢美国土交通相が…
光州で総選挙の出馬予定者が掲げる
女性の裸の絵に金賢美(キム・ヒョンミ)国土交通相と李庸燮(イ・ヨンソプ)光州広域市長の顔を合成した大型の垂れ幕(写真)が光州広域市中心部のビルに登場し、選挙管理委員会や警察などが違法かどうかを検討している。
13日に光州市西区などが明らかにしたところによると、先週末、光州市西区楓岩洞の湖水公園近くに位置する6階建てのビルに、2階から6階までを覆う大型の垂れ幕が掛けられた。垂れ幕の上下には「狂った住宅価格、狂った分譲価格、金賢美、お前も長官だから共に狂ってる」などの文言が記されている。垂れ幕の中央には、女性の裸の絵に金長官の顔、身体の特定部位に李市長の顔を合成した姿が描かれている。裸婦画の原作はフランスの画家エドゥアール・マネのヌード画『オランピア』だ(原文ママ)。2017年1月に朴槿恵(パク・クンへ)大統領(当時)を風刺して「共に民主党」の表蒼園(ピョ・チャンウォン)議員が国会議員会館であっせんした展示会に登場し、後に撤去された絵と同じだ(原文ママ)。光州広域市と西区は12日午後、扇情的な垂れ幕が掲げられたという通報を受け、クレーンを動員してこの垂れ幕を撤去した。
この垂れ幕は、無所属の出馬予定者として登録した41歳の人物が、同ビル6階に選挙事務所を設置すると申告した後に掲げられたことが分かった。選挙管理委員会は、垂れ幕の内容が公職選挙法に違反するかどうか、法理検討に入った。
警察は「垂れ幕を掲げた経緯の確認とともに、垂れ幕の内容が名誉毀損(きそん)や侮辱に該当するかどうか検討している」として「明白な違法の疑いが確認されたり当事者の告訴があったりした場合、厳正に捜査する計画」と明かした。なお光州広域市は「違法広告物の掲示に対する措置のほか、名誉毀損の告訴など別途の法的対応は検討していない」とコメントした。