野球
MLB:柳賢振「ドジャースでの7年間、本当に幸せだった」心温まる別れの言葉
「7年間応援してくれたドジャースのファンたちに感謝したい。これまで本当に幸せだった。その1つ1つの瞬間を覚えていたい。ハッピー・ニュー・イヤー!」
トロント・ブルージェイズに移籍しながらも、慣れ親しんだ米大リーグで初めて入ったチームに感謝することを忘れなかった。柳賢振(リュ・ヨンジン、32)はブルージェイズでの入団会見直後、ロサンゼルス・ドジャースのチームメートや球団関係者、ファンに別れを告げる文を写真共有ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「インスタグラム」に投稿した。
柳賢振は2013年、ポスティング(非公開競争入札)を経て、ドジャースと6年・最大4200万ドル(現座のレートで約46億円、保証金額3600万ドル=約40億円)で契約した。2018年のシーズン終了後のフリーエージェント(FA)でドジャースが提示したクォリファイング・オファー(QO)を受け入れ、1年1790万ドル(約20億円)で契約した。柳賢振が致命的な肩のけがから完全に回復できるように全力を尽くし、支援してくれたのもドジャースだった。
ドジャースの元チームメートたちは柳賢振との別れを心から惜しんだ。内野手のジャスティン・ターナー(35)はインスタグラムに柳賢振と手を取り合っている写真を投稿した上で、「柳賢振は私の選手生活を通じて一番好きだったチームメートの1人だ。きっと彼のことが本当に恋しくなるだろう」と書き込んだ。ドジャースの次世代のエース、ウォーカー・ビューラー(25)も柳賢振のことを「マイ・マン(my man)」と呼び、「去る姿を見なければならないので悲しいが、仕方のないことだろう。トロントで元気でいて」と応援した。ドジャースのニュースを専門に扱う「ドジャース・ネーション」は、「柳賢振は2013年に入団した時から最も愛されたドジャースの選手の1人であり、特に2018年と2019年には最も明るく輝くスターだった。クラブハウスでは彼のユーモアのセンスが、グラウンドでは彼の優れたピッチングが恋しがられることだろう」と別れを惜しんだ。