男の子の女風呂利用を満5歳から4歳に

発育が良く市民からの要望が相次ぐ

 来年から銭湯などの女風呂を利用できる男の子の年齢が下がる。現行の規定では男の子が女風呂に入れなくなるのは満5歳の誕生日からだが、来年からはこれが満4歳となる年の1月1日に見直され、年齢の基準が事実上2歳近く下げられることになる。女の子が男風呂を利用する場合も同様だ。その結果、2017年生まれの男の子は母親と共に女風呂を利用できるが、16年生まれの男の子は女風呂に入れなくなる。

 韓国保健福祉部(省に相当)は29日「子供の発育状態が良くなったので、公衆衛生管理法施行規則を見直し、銭湯で男の子が女風呂に入れる年齢を下げることになった」と発表した。保健福祉部によると、同施行規則改正は11月9日までの立法予告期間を経て来年から施行されるという。

 保健福祉部は2003年にこの年齢規定を「満7歳未満」から「満5歳未満」に引き下げた。保健福祉部によると、その後も男の子が女風呂に入れる年齢を下げてほしいとの声が相次いでいたが、母子・父子家庭や祖父母と暮らす子供の増加などを考慮し、現行の基準を維持してきたという。保健福祉部の関係者は今回の見直しについて「母子・父子家庭の小さい子供が母親や父親と性別が異なる場合、銭湯を利用しにくくなることから年齢の引き下げには慎重だったが、子供の発育が良くなっているのでこれ以上先送りはできなくなった」と説明した。

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